2017年 07月 09日
「ビーパル小僧」という言葉をご存知でしょうか? 80年代にアウトドアに夢中だった方なら知っている事でしょう。「ビーパル小僧」とは当時、雑誌ビーパルの中でアウトドアを楽しむ読者の事をそう呼んでいました。 私がビーパルに出会ったのは小学生の頃でした。おそらく叔父か誰かが買ってきたものだったのでしょう。当時の私はすでにアウトドアに夢中であり、学校の行き帰りに釣りをするような子供でした。友人4人と連れ立って子供だけでキャンプにでかけた事もありました。自転車にテントやゴムボートをくくりつけて出かけて、川でボートを浮かべて遊び、祖母の家の畑に二人用テントを張って4人で寝たのです。そんな私にとってビーパルはすぐに愛読書になり教科書にもなりました。中学生の頃には勉強机の下にはビーパルがずらりと並び、いつでも手に取って読む事ができました。私はすっかりビーパル小僧になりました。しかし、高校受験だというのにアウトドアの勉強だけに夢中になりすぎてしまったものですから、あるとき学校から帰ると大量のビーパル(教科書)は母の手によってすべて捨てられていたいました。 そんなビーパルとの別れも経験したのち、無事に高校にも入学し、新しいビーパルが机の下に並び始めました。私の勉強机は押し入れを改造したものでしたが、それもビーパルの記事に習ったものでした。高校生になると私の勉強机はタイイングデスク(フライを巻く為の机)になっていました。 高校生の頃、私は一度ビーパルの誌面に登場した事があります。当時、冬になると毎年近くの山(標高およそ900m)に自転車で夜中に登るというイベントを毎年行なっていました。(友人が2人くらいつきあってくれました。)そのイベントの事を書いて写真と一緒に読者投稿欄に送ったのです。載るか載るかと毎月楽しみにして、自分の記事を誌面で見つけた時のうれしさといったら、それはもう最高に嬉しかったです。 そんなビーパル小僧だった私は紆余曲折を経て、アウトドアショップの店主になりました。毎日をアウトドア道具に囲まれて過ごしています。昔は勉強をせずにアウトドアの事ばかり考えていて怒られましたが、今はアウトドアの事を考えるのが仕事です。 そんな「ビーパル小僧」が、なんとビーパルの表紙です! ビーパル8月号 只今発売中! 皆様のおかげです!これからもよろしくお願いします! #
by decembershop
| 2017-07-09 21:07
| 雑記
2017年 02月 26日
見事に再現されたその赤ですが、トランギアの赤の塗装はざらついたような独特な仕上げになっており、平滑ではないのです。そこで塗装会社の方からざらつきを表現してもらいました。 #
by decembershop
| 2017-02-26 18:30
| 調理器具/食器
2017年 02月 12日
今年も雪が少ない年ですが、山形は雪国ですので雪遊びをするくらいの雪はしっかりあります。 今回は人気のキャンプ場「一番星ヴィレッジ」の面々が遥々東京から遊びに来たので山形の雪遊びをご案内です!
今年から当店のスノートレッキングは「スノーシュー」だけなく「かんじき」でやってます。それぞれお好みで選んだら、出発です!ちなみに先頭の黄色の方は、「かんじき」と「六角の竹ポール」と渋いセレクトで挑んでおります。さあ、どんどん歩いていきましょう。雪の上はどこを歩いても構いません!自分の道を切り開いて進んでください! 全然進んでませんが、記念撮影。まだまだ元気です!雪の上はとにかく楽しいのです! 当店のスノートレッキングツアー恒例の雪上ダッシュです!黄色の人はいいスタートを切りました! 黄色の人(カンジキ着用)はダッシュ力が強く、あっという間にフレームアウト! ダッシュ力は「カンジキ」に軍配です。 ここからは登りです。謎のポーズに見えますが真剣です。 スノーシューでもカンジキでも登りはちょっとコツがいります。 これもまたアトラクションです。がんばって登りましょう! それぞれ自分の道を登って行くのです!気分はアルピニスト!? 男性陣はやはり自分だけの道を!いい絵ですね! 休憩にはまだ早いですよ〜!もう少し登ってください。 男性陣が休んでいる間に女性陣がどんどんやってきました。安定したペースです! ダッシュでがんばりすぎた為、ひと休み。雪の上ならどこで寝てもOKです!ごゆっくりどうぞ〜! 黙々と頂上?を目指します。自分の中で何かが生まれたのでしょう。雪山と対峙する凛々しい後ろ姿!? 丘の頂上まであと少し!その勇姿を写真に納めます。 無事に丘に登頂したので、雪でテーブルを作ります。 今回は裾野を見渡せるように、長いカウンター型で製作! お待ちかねのお茶タイムです!いつもの甘〜い紅茶です。チョコレートもありますよ〜! おいしい時間をゆっくり楽しみましょう!真っ白に写ってますが、立派なカウンターが出来上がりました。 次はソリ遊びです!自由自在にコントロールできるソリ!ジップフィーで遊びます! おもちゃのようですが、そのポテンシャルは高いのです。今日はジャンプ台を作って遊びます! 飛びます! 飛びます! 飛びます! 飛びます! 飛びます! 埋もれます! 滑って、飛んで、埋もれるだけなのですが、これがまた最高に楽しいのです! たっぷり遊びました。夢中になりすぎて予定時間をすっかり過ぎてしまいました。これから東京に帰るというのに遊びすぎです。帰りは、歩きチームとジップフィーチームです。ジップフィーチームは滑って降りれるので楽チンです。 ジップフィーで滑るの図(その1) ジップフィーで滑るの図(その2) もはやレース中のような意気込みです!坂がなくても気合いですべります! お疲れ様でした。 今日も一日子供になりました! 今回子供になった面々の運営する楽しいキャンプ場!はコチラ! 春になったら遊びにいきまーす! #
by decembershop
| 2017-02-12 16:46
| ZIPFYジプフィー
2016年 10月 14日
いよいよ発売となりましたサイレントツーバーナー。「シンプル」というコンセプトどおり、すっきりとしたデザインに仕上がりましたが、すっきりしすぎてわかりにくい部分も多いかと思います。そこで基本的な使い方をこちらで説明いたします。 サイレントツーバーナーはアルコールバーナーのツーバーナーです。アルコールバーナーの特徴の一つである「音がしない」ということから「サイレントツーバーナー」という名前をつけました。ガソリンバーナーなどの独特の音も楽しみに通じるところではありますが、静寂の中でケトルの口から湯気が吹き出すのを見て湯が沸いた事を知るというのは、なかなか楽しい瞬間です。 使用するアルコールバーナーはトランギアのアルコールバーナーです。火力調節や消火はアルコールバーナーの使用方法そのままとなりますので、バーナーに付属の「消火フタ兼火力調節フタ」を使用します。トランギアのストームクッカーと同じ操作となりますので、革手袋などの使用が必須となります。(サイズが合えばトランギア社以外のアルコールバーナーも使用可能です。) サイレントツーバーナーにはゴトクがありますので、ゴトクをつまみ上げバーナーを操作します。 ゴトクは縦方向、横方向どちらにもあげられます。また、横方向の場合は開いた状態で固定が可能です。 (左右それぞれ独立して開く事ができます。開いた状態での固定の向きは観音開きとなります。) アルコールバーナーは火力調節と消火については、ちょっとした手間がかかります。サイレントツーバーナーも他のアルコールバーナー同様ですので、アルコールバーナーが初めてという方にとってはちょっと使いづらいものであるかと思います。(ストームクッカーを使った事のある方ならば、手袋をせずに消火フタを上から投げ入れて消火に失敗して結局手袋をはめて、、、という経験もあり、、、フムフムとご理解いただけるかと思います。) そんな不便なアルコールバーナーですが、火遊び同様、夢中になってしまうのです。 (実際、サイレントツーバーナーでの調理は焚火での調理に近い感覚があります。) アルコールバーナーはシンプルなだけに使う人のスキルに頼る部分があります。そこでいくつかのコツを知り実践する必要があります。そのコツを知っていれば楽しく便利な道具になってくれるのです。では使い方のコツを紹介してまいります。 使う時はまず、燃料を十分に入れておきましょう。タンクの半分でおよそ25分間燃焼します。実際には半分以上入れることができますので、一回の給油でおおよそ30分は燃焼させることができます。30分の燃焼なら一般的なキャンプでの調理が可能です。(ここで想定する人数は2,3人です。)もちろん炊飯も可能です。そしてツーバーナーですので、スープや焼物も同時に調理しています。燃料が十分に入れておけば、一回の調理の中で給油の作業は必要ありません。(途中で給油が必要となるような、長時間の調理には他のバーナーを使いますしょう。道具には役割分担が重要です。) ※ 写真がゴトクを観音開きにして固定した状態です。観音開きの様子を撮影したものです。実際の給油作業はバーナーを取り外して行なったほうが簡単で安全です。(使用中の給油は厳禁です!) ※ 一般的なアルコールバーナーの使い方としては必要な分だけの燃料を入れる傾向にありますが、サイレントツーバーナーは事前に十分に燃料を入れて、一回の調理の中で燃料切れを起こさないようにする事がコツです。 次に、点火にはチャッカマンなどの火口の長いライターを使いましょう。ゴトクの隙間から差し入れて安全かつ確実に点火する事が可能です。アルコールバーナーの点火には100円ライターは不向きですので、かならず火口の長いものを用意しましょう。 美味しそうな目玉焼きが焼けました。でも重要なのは目玉焼きではありません。「革手袋」です。とにかくアルコールバーナーには「革手袋」が必須です。 ホットサンドが美味しそうに焼けました。一般的なアルコールバーナーでホットサンドを焼くのは簡単ではありません。サイレントツーバーナーの広いゴトクなら自宅のキッチンと同じような感覚でホットサンドも簡単です。さらにツーバーナーですので、焼く枚数が多い時にはまさにぴったりなのです。 こんな感じでホットサンドメーカーも安定して置く事ができるのです。サイレントツーバーナーは無音で焼いてくれますので、小鳥の声を聞きながらのんびりと、、、とやっていると焼いている事を忘れてしまうかもしれませんのでご注意を。もう一つのバーナーでお湯を沸かせば、コーヒーやお茶、スープなどを同時に調理することができます。また場合によっては、片側を弱火用とセットしておき、強火、弱火と使い分ける事もちょっとしたアイデアです。 サイズは横幅40cm奥行25cm。ツーバーナーとしてはとても小さなものです。2,3人用のサイズの鍋が2つ並べられるミニマムなサイズです。 限りなくシンプルなデザインと美しく組み上げられた本体が森の中に溶け込みます。 両サイドにはtent-mark DESIGNとOUTDOOR SHOP DECEMBERのロゴマークが刻印されています。 サイレントツーバーナーの収納にはDAIS(ダイス)ギア&ログキャリー /サイズS がぴったりです。本体の他、燃料ボトルがフラットに収まります。水平に収納しますので、アルコールバーナーをセットしたまま収納する事ができます。 サイレントツーバーナーを底部に納めた上に、鍋やケトル、まな板、テーブル、カップ、ウオーターボトルなど、サイレントツーバーナーと一緒に使用するアイテムをひとまとめに入れることができます。(両サイドにポケットがありますので、手袋やチャッカマンなど小物もすっきりと納める事ができます。) 開発秘話など書きたい事は沢山ありますが、とっても長くなってしまうのでその話はまた後日ということで、、、。ともかく、この新しくて古いアイデアを持ったツーバーナーが、皆様の楽しみの為に静かに燃え続ける事を願っております。 2016年10月14日 OUTDOOR SHOP DECEMBER 菊地 大二郎 販売ページはこちらです! テンマクデザイン×DECEMBER サイレントツーバーナー!(Clik!) #
by decembershop
| 2016-10-14 21:52
| 調理器具/食器
2016年 08月 05日
今年も最上川縦断カヌーツアーへ参加してきました。今年で第4回となるこのイベントは最上川を上流から河口まで下ろうというイベントで、第1回からずっと参加しています。山形の朝日町という町のイベントなのでスタート(初日)は朝日町からです。初日は毎年同じコースとなるわけですが、この朝日町のコースは最上川の流れの中でも瀬が多く、なかなか楽しい区間なので、飽きる事なく楽しめます。フリースタイルカヤックの方ならご存知の「タンの瀬」も朝日町にあります。(一枚目写真はタンの瀬に突入の瞬間です!今年はかなりの渇水でタンの瀬は小さくなっており、ちょっと物足りない感じでしたが、やはりワクワクはします!) こちらは八天の瀬。こちらも水量があると沈続出なのですが、今年は余裕です。 渇水の為、何度かのライニングダウンをしいられ、いつもよりだいぶ時間がかかり、ゴール地点の寒河江(さがえ)についたのは16時過ぎでした。ということで、まずは一日目は朝日町〜寒河江23Kmが無事終了です。 二日目のコースは大石田から尾花沢までの19kmと短いコースです。青空が広がり気持ちいい風の吹く中をのんびりと下ります。 水量も増えたので、順調に進みます。 濁りがありますが、やはり水が多いほうがいいですね。 恒例のパラソルは、今回、うまい事固定する事ができました。バウマン曰くかなり快適との事。 夏の川旅は空がいいんです。この空と一緒に下るわけです。 2日目は19km。あっという間のゴールです。予定時間よりもかなりはやくゴールしそうだったので、ゴールの赤い橋が見えたら、みんな漕ぐのをやめて、ただただ流れいきます。川に飛び込んで流れて行く人もいました。私もカヌーの上に寝転んで雲と一緒に漂いながらゴールまで流れていきました。 夏雲とともに漂う最上川。 来年も楽しみです! #
by decembershop
| 2016-08-05 18:34
| カヤック/カヌー
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